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- 2024
- 02/29
交通・観光連携型事業 (地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化)
近年、自転車ブームが長く続いています。背景には、脱炭素による環境配慮意識の向上や、災害時の交通手段、健康増進を図るための手段など、様々なことが起因していると思われます。中でも自転車活用推進法が平成29年5月1日に施行され、国の責務等を明らかにし、自転車活用推進に関する施策の基本となる事項などが定められています。
当社が事業展開する福島県においては、平成30年6月に福島県自転車活用推進計画を発表し自転車活用に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るとしました。福島県は、全国3番目の広大な面積があり、気候や文化が異なる会津、中通り、浜通りの3地方によって構成されています。首都圏から新幹線、高速道路などアクセスも良い場所にあります。
福島県内において自転車は、この広大な土地と自然豊かな景色とともに走るサイクリングコースが複数整備されているほか、複数の自転車ロードレースイベントを実施するなど、自転車に盛んな県でもあります。実際、浜通りに整備された「いわき七浜街道」と呼ばれるサイクリングコースを軸に、東北初のナショナルサイクルルート指定を目指して官民連携組織「ふくしま浜通りサイクルルート推進協議会」が発足するなど地域一体となって自転車活用推進に向かっています。
タイガーエア台湾による、台湾から福島空港へのチャーター便運航が決まったのは令和5年9月。この機会に、自転車が盛んな地域でもある台湾のサイクリストを呼び込む施策をできないかと検討。事業実施時期が冬場になることもあり、自転車以外のコンテンツも準備しました。温暖な地域である台湾の人にとって雪は貴重なコンテンツと考えられます。そこで、自転車だけでなくスキーやスノーボードを楽しめる旅行商品を造成し、台湾の方々へ向けて訴求していこうと本事業への計画を提出することとなりました。
自転車を解体せずに積載できる専用バスの整備を特許・登録商標を取得している郡中トラベルと連携して行い商品開発しました。