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- 2023
- 02/18
4月15、16の両日、「ツール・ド・ふたば」
福島県大熊、双葉両町で自転車ロードレース大会を計画していた福島民報社は4月15、16の両日、「ツール・ド・ふたば」を催す。特定復興再生拠点区域(復興拠点)の避難指示解除により自転車の通行が可能となった両町の国道6号を通るコースを設定。全国のサイクリストに東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から復興する姿を発信する。大会は被災地などを巡る「福島復興サイクルロードレース」としてシリーズ化し、9月に国内最大規模のレース開催を計画している。16日、大熊町交流施設linkる大熊で開いた委員会で決めた。4月15日は東日本大震災の被災3県(本県、岩手県、宮城県)の高校生を招待し、タイムトライアルを実施する。国道6号の三角屋交差点(大熊町)をスタート、牛踏交差点(双葉町)をゴールに5・7キロのコースを走る。
同日は小中学生から大人までを対象にした「ライドイベント」も開催する。JR双葉駅前を発着とし、浪江町の震災遺構・請戸小や双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館など約40キロのコースを自転車で巡り、被災地の現状を見て回る。翌16日は13・5キロのロードレースを繰り広げる。性別、年齢別の8部門に分け、伝承館をスタート、国道6号を通過し、大熊町役場本庁舎をゴールとする。福島民報社と県自転車競技連盟、一般社団法人みんぽうスポーツ・文化コミッションが主催する。県の誘客コンテンツ開発事業補助金を活用する。近く、大会出場者のエントリーを開始する。9月に計画しているレースは「ツール・ド・ふくしま」として、9、10の両日に開催する予定。2日目のコースは新地町をスタート、葛尾村をゴールとし、国内最長クラスの211キロとなる見通しだ。今後、詳細なコース内容や出場人数などを詰める。