福島県新型コロナウイルス感染拡大防止対策について（通知）
全国では、昨日、１月２３日以来となる５，０００人を超える新規感染者が確認
され、東京都、大阪府、京都府及び兵庫県では急速な感染拡大から、３度目の緊急
事態宣言が検討されるなど依然として予断を許さない状況が続いています。
県内においては、４月以降、高齢者施設や大学、学校、事業所などで１３件のク
ラスターが発生し、県外への往来や飲食店の利用、クラブ・サークル活動などが原
因と考えられる感染者や感染経路不明者が依然として多く確認され、また、新規感
染者数も８日に過去最多となる５３名を記録し、昨日までに県内２６市町村の幅広
い地域で感染が確認されております。
県内の病床使用率は、昨日時点で４７．５％となっていますが、いわき市で病床
ひっ迫宣言が出されるなど、本県の医療提供体制は、大きな負荷が掛かる深刻な状
況が続いています。
間もなく、ゴールデンウィークを迎える中、感染拡大地域との往来や大人数での
飲食、会食等により新たなクラスター等が発生した場合、爆発的な感染拡大につな
がり、医療提供体制が危機的な状況に陥るおそれがあります。
本日開催しました「第６７回福島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議」で
は、「福島県新型コロナウイルス感染拡大防止対策」を改定し、国分科会から示さ
れた感染ステージ判断の指標変更に合わせた見直しを行うとともに、大型連休中の
対策として、県民や事業者に対し、感染拡大地域との不要不急の往来を控えていた
だくことや施設等での密集回避等の対策など感染防止対策の徹底を図るよう要請し
ましたのでお知らせします。
つきましては、今回の決定内容について、関係機関等へ周知いただくようお願い
します。