-
- 2020
- 02/04
コロナウィルスに関するニュース 【フィリピン】
コロナウィルスに関するニュース 【フィリピン】
フィリピン航空、セブパシ、中国南方航空、厦門航空、エアーアジアが、中国との発着便の運航停止
中国人と過去2週間以内の中国渡航経験のある外国人の原則入国禁止措置を受けて2日、フィリピン航空、セブパシフィック、中国南方航空、厦門航空、エアーアジアが、香港とマカオを含めた中国との発着便の運航を停止した。またマクタン・セブ空港も中国本土便のほか、香港便の一部の運航を取り止めた。
セブパシフィックは2日に発表した声明で、比と香港、マカオ間は2月29日まで、中国本土へのフライトは3月29日まで停止するとしている。
マニラ空港第3ターミナルでは、2日午後、空港スタッフや到着客や出迎え人のほとんどがマスクを着用していた。レストランの会計脇やトイレにも利用客用の消毒液が設置されていた。
空港内の掃除を請け負っていた男性(30代)は、「到着客や出迎え人の中には、中国人風の顔立ちの人々を避ける人たちもいる」と話した。
空港警察によると、国際便、国内便の比人を含む全ての到着客は体温感知器を通過時、発熱が確認された場合は中国人や中国を渡航した客でない場合でも、入国管理庁の事務所で審査を受けた後、入国許可となる。ただし、入国後は、14日間の体調管理を義務付け、異変を感じた場合は近場の病院への受診を勧めている。
在比邦人に影響も 入国一時禁止措置
2週間内に中国に渡航した永住ビザ、長期ビザ取得者は2週間隔離。在比邦人に影響もドゥテルテ大統領は2日、中国本土や香港、マカオからフィリピンに渡航する外国人の入国を一時的に拒否することなどを定めたガイドラインを承認した。世界保健機関(WHO)が1月30日、中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎について「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」と宣言したことを受けた措置。過去2週間に中国本土や香港へ渡航した日本人旅行者の入国も原則禁止されることになり、邦人社会にも影響が出そうだ。
ガイドラインによると、フィリピン人や永住ビザ、長期滞在ビザを所有する外国人は入国できるが、比側が指定する場所に2週間隔離される。隔離場所には、ルソン島ヌエバエシハ州の陸軍マグサイサイ基地内に建てられている大規模な麻薬患者治療更生施設の使用が検討されている。
比人による中国本土や特別行政区への渡航も一時的に禁止され、中国本土、香港、マカオから帰国した比人も同様に14日間の隔離措置が適用される。